鳩山総理の施政方針演説が行われました。何度も「いのち」という言葉を繰り返しておられましたが、「いのちの道議連」会長としては、納得のいかない演説でした。災害時の避難路の役割が期待される「北方〜蔵田」間の大幅予算削減や、県南の国道220号線の凍結など、地方に住む人間の「命」を軽視しているとしか思えません。 政策面では、具体論に余りに乏しく、苦労もせずにここまで登り詰めた人が、崇高な理想を語っているように聞こえました。少なくとも現状の厳しい財政を認識し、その上でリーダーシップをとっていく気概は全く感じられませんでした。演説が進むにつれ民主党席からの拍手も声援もだんだん小さくなっていくのが印象的でした。 多くの有権者が聞きたかったのは、具体性やそれに伴うタイムスケジュールだったはずです。先の衆議院選挙で廃止を公約した、ガソリン税の暫定税率を維持することになったこともあり、なるべく言質を取られないように、「友愛」に逃げ込んだのでしょうか。
やたらに長い演説でしたが、私が感じたのは「ああやはりこの方はセレブで、別の世界の住人なんだな」ということでした。


                           

                 1月29日  江藤 拓











 昨日、第77回自民党大会が開かれました。一言で言って、これまでと違って派手な演出など無く、緊張感と一体感のある良い大会でした。講演に立たれた楽天前監督の野村克也氏の「負けに不思議の負けなし、勝って反省しなかった所に落とし穴があった」。と指摘して下さいました。いつも弱いチームに乗り込み、選手もチームも再生してきた野村克也氏の言葉は正にタイムリーで、「自民党執行部に入っていただけないかな・・」と思ってしまいました。
谷垣総裁はこれまでの「古い体質からの脱却」を宣言され、率直に「官僚に頼りすぎていた」ことも認められました。更には、一部の政治家が特定の業界と近すぎる関係を持ち国民の不信をかったこと。長い政権与党という立ち位置に安住し、国民から距離が離れてしまったこと。そこから「驕り」が生まれてしまったとまで言われ、「そこまで言いますか!」と思うほどの自己批判をされました。
それこそが一番大切なことで、私は総裁の言葉に感銘しました。私は先日の代議士会で、日本の民主主義を守るために団結することを訴えました。総裁の演説は出席した全ての党員・党友、議員諸氏の心を一つにする迫力と熱意がこもっており、会場は万来の拍手に包まれました。これで谷垣総裁のイメージは一新されると思います。
総裁が「覚悟」を決めてくだされば、党内改革は一気に進みます。自民党のためではなく、国家・国民のために自民党を再生させねばなりません。今日、そのスタートが改めて切れた気がして勇気が湧きました。本物の「保守政治」の実現のために、自民党は本格的に動きだします。
民主党政権の、時代の流れに逆行する社会主義的政策は、日本の伝統文化や家族の絆さえ壊してしまいます。地方からの陳情の一本化などは、恫喝政治そのものであり、新たな癒着の構造を各種企業団体や自治体の長と結ぼうとしているとしか私には思えません。
「政治屋は次の選挙を考えて行動する」
「政治家は次の世代のことを考えて行動する」といいますが、今日で、衆議院での補正予算の議論は終わります。その後始まる新年度予算での国会論戦で、民主党政権の実態・問題点を明らかにして参ります。





                        1月25日  江藤 拓










 いよいよ国会が召集されました。その直前に現職国会議員と元秘書の計三名が逮捕されるという異様な空気の中、開会日を迎えました。
本会議の前に必ず代議士会というものが開かれるのですが、ここでは当日の本会議での予定が説明され、特に今日は総裁や幹事長がご挨拶をされました。その後、代議士会会長から「他にご発言はありませんか」と全議員に呼びかけがあります。だいたいの場合は、「なーし!」という声がかかり、お開きとなるのですが、今日の代議士会で私は、挙手をして発言を求めました。回りの同僚先輩達は「何を言い出すのだろう」と驚いた様子でしたが、私が申し上げたのは、第一に「自民党が変わる事を有権者は強く求め、自民党の再生に期待をしている」ということ、そして第二に、「民主党内がガタガタになっているこのタイミングで、離党だの新党だのということは厳に慎まなければならない」ということ、そして第三に、年末にも年頭にも私は幹事長に直接会い、党改革そして決められたルールは守ると言うことを再三提言しました。つまり「自民党は民主党と違って、民主的で開かれた党である」ということです。第四に「戦う相手は民主党であり、今こそ1/3に議員数が激減してしまった我々は、団結しなければならない」という事を発言しました。
他方、民主党の代議士会は、当の小沢幹事長が直前になって出席をキャンセルしたとの事です。そして、みんな沈黙したままで重苦しい雰囲気だったと報道されています。
自分が正しいと思うことを言えないのであれば、そこには民主主義はありません。そこにあるのは独裁です。しかし、閣内にあって前原大臣だけは、説明責任を果たすべきだと堂々と発言され大変立派な姿勢だと思います。小沢幹事長もやましいことがないのであれば、検察の出頭要求を拒む理由も無いはずです。
今、日本経済は危機的状況にあり、早く景気対策を打たなければならないことは当然です。しかしその一方、国民も鳩山総理・小沢幹事長の金にまつわる疑惑については、解明を求めています。ここは、民主党も参考人招致や集中審議に速やかに応じて、予算の一日も早い成立を目指すべきです。
政治に駆け引きはつきものかもしれませんが、国民生活の事をまず第一に考えなければなりません。野党となった自民党としても、難しい対応が求められる事になりますが、与党が決断さえすれば、スムーズな国会審議をすることが出来ます。民主党内の良識ある議員諸君が立ち上がる事を願ってやみません。




                       1月18日  江藤 拓










 遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。年頭に当たりまして、旧年中に賜りましたご厚情に改めて厚く御礼申し上げます。
今日で年が明けて一週間が経ちました。今年は3日から活動を開始し、とにかく国会召集日まで選挙区をくまなく歩いて、一人でも多くの方のご意見を伺い、初心に帰ってふるさと宮崎を見つめ直しております。
政権交代から100日が経ち、宮崎県民の皆様の中に、新政権に対する失望と不安が広がっていることを肌で感じています。政治家が果たさなければならない一番の責任は「約束を守る」という事です。今回の衆議院選挙では、マニフェストこそが国民に対する約束でした。しかし今や税収の減少を言い訳に、マニフェスとはあたかも無かったかの様な予算編成がなされました。私は度々政治家小沢一郎氏について触れましたが、今日本の政界で、小沢氏ほど圧倒的影響力と支配する力を持った政治家はいません。その点で言えば偉大な政治家と呼んでも語弊はないと思います。しかし小沢氏が余りにも強大な権力を一手に握ろうとしているこの日本の政治状況を、私は極めて危険なものであると同時に感じております。
思い返せば、小泉純一郎氏が圧倒的議席数を背景に、行き過ぎた構造改革や市場原理主義を推し進め、その結果地方に大きな傷跡を残す結果となってしまいました。政治家にはそれぞれどうしても成し遂げたい信念があります。小泉元総理は、郵政民営化の時に自民党を壊してでもその信念を貫きました。このお正月私は改めて小沢幹事長の著書である「小沢主義」をもう一度読み返してみました。そして確信したのは小沢氏にとって政治家として何としても成し遂げたい大きな柱の一つが、貿易の完全自由化であることを再確認いたしました。夏に行われる参議院選挙で民主党の単独過半数が実現されれば、連立は解消され、小沢幹事長の独壇場となることでしょう。財務大臣を務められた藤井代議士は党内で唯一小沢氏に臆することなく意見することの出来る、民主党にとって貴重な人材でした。鳩山総理にとっても一番の拠り所でありました。その方が自ら国会召集を目前にして鳩山内閣から去るということは、民主党にとってのみならず、国民にとって、日本の民主主義にとって大変な事態といえるでしょう。しかし、方や自民党も未だに具体的な党再生の道筋を示すことができず、参議院の公認候補選定にあたっても、とても愛党精神を持っているとは思えない様々な動きがあることを私は本当に残念に思っております。今しばらく、地元を回りますが、今年はこの一身を投げ打ってまずは党改革に挑みたいと覚悟を決めております。それができなければ、自民党の未来は無いと思っています。野党として、与党と正々堂々とした論戦を挑む戦いと、党内の古い体質との戦い、この二つの戦いを何としても勝ち抜かねばなりません。
皆様におかれましては景気の二番底も懸念され、厳しい一年になることが予想されますが、まずはお体を大切にされ、ご健勝にてお過ごしくださいますことをお祈り申し上げます。



                      1月7日  江藤 拓










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