昨日、自民党の新総裁に谷垣禎一代議士が選出されました。マスコミが様々なコメントを加え、町の声などを紹介していましたが、予想通り厳しい報道内容でした。その中には「代わり映えがしない」とか世代交代がなされなかった事に対する失望の声もありました。
私は西村候補に一票を投じ、私の選挙区内の党員党友の皆様にも西村候補への投票をお願いしました。古川代議士と協力した結果、宮崎では地方票2票を獲得することができました。正直なところ、私の選挙区では誰も西村候補を知らず、抵抗感もあったようですが、「拓君が信頼している人間ならいいだろう」という暖かいご理解を頂いた結果で感謝しています。
結果は議員票地方票合わせても54票と残念な結果ではありましたが、議員票で河野候補を8票上回ったのは、西村候補の保守本流としての、地味ではあっても誠実な姿勢が評価された物だと思っています。これまでは総裁選=総理大臣を選ぶというものでしたが、今回は野党の党首を選ぶというものであり、これまでとはTVが言うように雰囲気もずいぶん違っていました。
しかし、私はこの自由民主党結党以来の困難な時に党首となり、自民党の再生を図る仕事は党にとってだけではなく、国民に対しても大きな責務を負おう新総裁だと考えています。全く晴れがましいスタートでもない厳しい船出であるからこそ、政治家のまた指導者としての真価が問われる事となります。
谷垣総裁は就任のあいさつの中で、「みんなでやろうぜ」とおっしゃっていました。これだけ頭数がただでさえ減っているのですから、総力戦を挑まねばならないことは言うまでもありません。そして「全ての都道府県を総裁自ら早い機会に訪問したい」という意向を示しておられましたが、これは自由民主党再生会議で是非とも新総裁に実行して頂きたいと提言したことであり、徹底した現場主義からしか党の再生はあり得ません。
与党も様々な動きを見せていますが、2010年度の予算の基本方針の内容に私は大変注目しています。大きな高福祉型の政府となるわけですが(社会民主主義的)であり、暫定税率の廃止や予想される更なる税収減を考えると、容易な事ではないと考えます。出す物は多く入る物は少ないのですから当然です。
予算が年明けにずれ込むことになれば、景気は更に悪化するでしょう。民主党のマニフェストを実行するには、何かをやめるか、もしくはあきらめるかを決断し、公約実現に予算を集中するしかありません。藤井財務大臣は、公共事業費の削減で対応するとしており、計算上は国の新直轄事業費がほとんど無くなる事になります。とにかく予算の内容を早く示して頂き、政権交代が国民に大きな痛みをもたらすものにならないよう、健全な野党として論戦に望まねばなりません。
思い起こせば、小泉構造改革の時にも小泉氏は改革には「痛みが伴う」ということを国民に堂々と宣言しその時は国民もマスコミも受け入れたわけですが、その結果は今更言うまでもありません。今回の政権交代が自民党にとってはこれまでを総括し、新しい時代へと対応できる党に再生されるきっかけとせねばなりませんし、与党もあまりにも性急な変革を急ぐのは、得策ではないと考えます。私個人としては民主党に期待する部分もあります。年金問題や更なるムダ遣いの根絶など思い切ってやって頂きたいと考えています。我々が与党の時代に民主党から受けた様々な指摘を、今度は与党の立場で素早く取り組んでもらわなくてはなりません。
それにしても国会の開幕が待ち遠しくてなりません。



                 9月29日  江藤 拓










 私は今、深い喪失感の中にいます。今朝になって突然、小野寺代議士から「出馬を断念したい」との電話を頂き、昨夜も遅くまで結束を確認し合い最後まであきらめずに努力をしようと主要メンバーで確認しあったばかりだっただけに、なにが起こったのか信じられない気持ちでした。これからすぐにでも記者会見を開いて出馬断念を表明するという小野寺代議士を必死で説得し、もう一度主要メンバーで急遽集まり、本人の気持ちを確認しましたが、自分が出馬することによって若手中堅の票が割れてしまい最悪、谷垣代議士が無投票で選出される事態だけは避けたいとの思いから、出馬を断念したいとの事でありました。推薦人20名まであと5・6人の所までは確実な賛同者を得られていただけに、必死の説得を行いましたが、お昼のニュースでも既に小野寺代議士総裁選出馬断念の方向との報道が流されていたこともあって、もうどうにもなりませんでした。

この総裁選候補者擁立には、私なりに誠意を尽くして多くの同僚先輩にお願いをしてきた訳ですが、人の心の複雑さに翻弄され、本当に疲れてしまいました。私がそうであるのですから、小野寺代議士の苦悩は遙かに大きなものがあったのでしょう。本人の決断ですから私としては受け入れる以外仕方がありません。
しかし小野寺代議士のこれからに今回の事が、悪い影響を残さないようにしなければならないと考えています。私が心から若手の代表として党の再生に十分に力を発揮できる最高の人物であると信じているだけに、残念でなりません。我々は、どこの派閥にも頼ることなく、あくまでも主要メンバーが一人一人誠意を込めて説得することで、もう一歩の所までたどり着けたことは、無駄ではなかったと思っています。

この一報が流れると、私の所には他候補の幹部から是非参加してほしいとの電話が多数かかって参ります。河野代議士も西村代議士も今一歩のところで苦しんでいるようです。特に西村候補はついこの間まで本会議場で隣の席で、彼の人柄や政策立案能力などについては、よく知っているだけに、彼から懇願されると心が動かないといえば嘘になります。
しかし、つい何時間か前まで「小野寺をお願いします」と言っていた人間が、小野寺氏が断念するやいなや、他候補の推薦人になることには抵抗があります。小野寺氏が倒れた時に私もこの総裁選の舞台から身を引くべきではないかというのが今の正直な気持ちです。しかし、小野寺代議士は私に「拓ちゃん申し訳ない。しかし中堅若手から必ず誰かを代表として出さなければならないのだということを基本に考えて行動して欲しい」と言われました。締め切りまで後12時間と少し、考えて考えて考え抜いて、妻にも相談して苦しい決断をしなければなりません。



                       9月17日  江藤 拓











 選挙が終わって3週間あまりが経ちました。
言うまでもなく自民党は国民から厳しい審判を受け、少数野党へと転落いたしました。そのことは選挙終了直後から自覚していたつもりですが、時間が経つにつれ、その事の重大さに改めて身震いがする思いです。
地元のあいさつ回りを続けている中で、「今後の農政や公共事業、高速道路などはどうなるのだろう」という不安の声や、市町村長や県・市町村議会の先生方も対応に苦慮しておられます。東国原知事も言っておられましたが、政権交代によって地方が混乱したり、事業計画が大幅に狂う様な事態は避けてもらわねばなりません。

私も自民党再生会議のメンバーに選ばれ、これから党の政策決定の場や過程のあり方、地方祖組織とのあるべき姿、更には党財政のスリム化など、徹底的に完全リニューアルを目指して会議を重ねています。私としてはインパクトのない改革案であれば、作り上げる意義そのものが無いと考えています。

明日はいよいよ民主党政権が発足するわけですが、国会の論戦そのものは10月の下旬まで行わないということで非常にもどかしい思いがします。
私は、これまでの野党のように与党を追いつめることを目的とした国会運営には反対です。審議には応ずるべきですし、委員会や本会議を欠席することも本来の国民が求める議会のあり方とはかけ離れていると考えます。たとえ民主党主導の政策提言であっても、国家国民、引いては宮崎県のためになるものであれば、建設的な修正提言や意見を委員会では述べていきたいと考えています。

18日にはいよいよ自民党の総裁選が始まるわけですが、私は「いのちの道議連」で会長代行を引き受けて下さった小野寺五典代議士を若手の代表として両立することを目指してきました。少なくなった自民党議員の中で20名の推薦人を集めるのは、思ったよりも簡単ではありませんが、粘り強く説得を続けてなんとかなりそうな所まで、ようやく漕ぎ着ける事ができました。1票は投じるが推薦にとして名前を出すことには抵抗のある方が多いのが実情です。

今回の選挙で、将来の日本を背負って立つだけの見識や実行力を持った優秀な自民党議員が若手を中心に多く議席を失いました。私は、これは自民党の損失というよりも、国家的損失であると考えています。昨日朝7時から西都の青年部と朝立ちを2時間ほど行いましたが、私は当選することができましたので、感謝の思いを込めて朝立をすることが出来ました。多くの議席を失った仲間達は選挙の翌日からいつ行われるともわからない次期総選挙に向けて朝立ちを行い、あいさつ回りを続けています。その事を思うと胸が締め付けられる思いです。

次の衆議院選挙では、自民党の古い体質を一掃し、自民党公認であることが今回と違って追い風になるように党改革や健全な野党としての責任を果たして行こうと思っています。10ヶ月後には、参議院議員選挙が行われるわけですが、今度は地方1人区での勝敗がとても重要になります。もしここで再び小沢チルドレンが参議院でも大量に生まれることになったら、日本国は実質小沢氏の手中に握られることになることを、私は恐れます。それは日本という国から民主主義が無くなることを意味することにもなるでしょう。私は次期参議院選挙では、今回の選挙と同等の力を尽くす覚悟です。まさに自民党にとっても日本の民主主義にとっても正念場の選挙となるからです。



                      9月15日  江藤 拓











 自民党内で様々な動きが報じられていますが、若手議員を中心に、来週8日に行われる自民党の両委員総会にどのような姿勢で臨み、意見を発信していくかについて、議論を深めています。
まだ地元の挨拶回りが優先で、議論に参加したくても上京できない仲間が大多数ですが、私も3日の夜に急遽上京して、今日、再び帰郷します。
今こそ自民党は、国民の目から見て明らかに変わった姿を示さねばなりません。衆議院選前の指導体制がそのまま機能するはずがあるませんし、政策の立案、党運営、広報活動などについても、今回この激流を泳ぎきった若手がもっと前に出なければなりません。派閥の力学などもう過去のものであり、料亭で話し合って、党の方向性を一部の幹部が決めるなどということには、全く承服できません。
来るべき総裁選挙についても、私個人としては、たとえ無名であっても自民党の再建に向け闘志を燃やす若い総裁候補を是非とも立てたいと思っています。
無念の涙を呑んだ仲間たちのためにも、若手として黙っている訳にはいきません。



                   9月3日  江藤 拓








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