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 新型インフルエンザが世界的な広がりを見せています。30日の午後の段階で感染や疑いを合わせると34カ国にもなっています。日本国内では感染者は出てはいませんが、WHOも「フェーズ5」まで引き上げ、緊張が徐々に高まっています。
新聞やテレビ等で十分皆さんも情報は得ておられるとは思いますが、私も農林水産行政府の一員として補足しておきます。日本はメキシコから豚肉を輸入していますが、全体の輸入量の7.1%程度です。しかし全てが次亜塩素酸ナトリウムなどにより殺菌されています(今回のウイルスへの有効性も確認されています)ので、安全だといえます。更に言えば71度以上で加熱すると完全にウイルスは死滅します(豚肉は生では食べませんよね)。本日の農林水産委員会でも、平成20年にも生体(種豚として)で421頭輸入されているとの指摘がありましたが、今後全頭において、臨床検査・豚コレラ等の検査に加え、ウイルスの有無も厳しく検査いたします。ちなみに過去十年、生体はメキシコから輸入されていません。つまり豚肉を食すことは問題ないということです。この事態を受けて、消費者の皆様が豚肉離れを起こすことを私は大変危惧しています。人から人への感染が確認されたと言うことですが、ゴールデンウイーク明けが心配されます。しかし今回のウイルスは強毒性になるような変化は起きていませんし、現有のタミフルも十分に効果があるようですので、国内で罹患者が出た場合でも冷静に対処して頂くようにお願いします。

身内の事で恐縮ですが、4月25日に私の延岡事務所局長の石井大智君と康子さんの結婚式・披露宴が行われました。
本来はもっと早い段階で式を挙げる予定の二人でしたが、昨年の10月から「解散だ!総選挙だ!」といった流れが続き、彼らは式を延期していました。石井君からは「いっそのこと、選挙が終わってからにします!」という申し入れもありました。しかしそんなこと言っていたら一年近く延期かもしれない訳で、「もう選挙のことは考えずに日取りを決めてくれ。選挙中になっても、選挙カーで乗り付けて祝辞だけは言わせてもらうから」と言ってようやく式を挙げられた。
いい結婚式でした!全国から新郎新婦の友人・先輩が集まり、感激と優しさと感謝に包まれた暖かい披露宴でした。石井君が日頃私の秘書としてお世話になっている後援会の皆様も出席していてくださいました。彼が石井個人として皆様に可愛がって頂いている証拠でしょう。そして私の東京事務所の職員はもちろんのこと、江藤事務所のOBも全国から駆けつけてくれました。
私がいつもスタッフにお願いしていることは「俺に最高のパスを回してくれ!」ということです。スタッフがまず私を信頼してくれて、力を合わせることで政治活動は初めてできます。その点私は大変恵まれており、みんなには感謝しています。
ここのところ私のコラムは堅い話ばかりで、世の中も大変な事ばかりですので、最近私の身の回りであった一番ハッピーな事も書かせて頂きました。


                        4月30日  江藤 拓










 海賊対処法案は23日の衆議院を野党の反対の下、通過しました。全くやりきれない思いです。民主党の若手の友人の中にも反対することに苦しい思いが多くあったはずです。国連至上主義の小沢党首の考え方に賛同する民主党議員は若手を中心に多くないと思います。元をたどれば民主党の同期の保守系の議員から昨年の10月に海賊対策は提案されたものです。 今の民主党は小沢党首の絶対的支配で、政局第一なのでしょう。実はその国連でも、日本も共同提案国となって武力行使を含めた海賊対策を実施する安保理決議がなされているのですが!
現在は、自衛隊法の海上警備行動を根拠として、ソマリア沖で日本関係船舶のみを警護しています。日本関係船舶以外の外国船が襲われた場合も対処できるようにするのは、遭難している外国船に国籍を問わず手を差し伸べることと、人道上・道義上は同じではないかと私はシンプルに考えます。また参議院で審議の引き延ばし、そして否決されれば、また衆議院での再議決が必要になります。それまでに日本が他国から「日本の自衛艦が目の前にいたのに見て見ぬふりをした!」などという国際批判を受けるような事態が起こらないことを祈るばかりです。もうすでに数回、外国船の救援要請を受け、大音響発生装置で不審船を追うことに成功しました。幸い海賊は恐れをなして逃げ出しましたが、「日本の海上自衛隊はどうせ手はだせないのだ!」と海賊に知れ渡ってしまうことを恐れます。このネット社会においては、各国の事情などリアルタイムで手に入れることが可能なのですから。 
与党は民主党と修正協議を行いましたが、隔たりは余りに大きすぎました。民主党は、1)海賊対処本部を新設 2)海自隊員に本部員の身分を併任させる 3)海賊対処行動の国会報告を、国会承認にする、などの修正を求めてきましたが合理性に欠けます。まず海上自衛隊の艦船は、統合幕僚監部が指揮するのが当然です。指揮系統は1本であるべきなのは当たり前です。本会議の討論でも、民主党は、海上保安庁が主体で対応すべきでだと主張していましたが、余りに形式にこだわり過ぎていて、私には理解不能です。シビリアンコントロールの観点から国会承認事項とせよとの主張ですが、国会承認が必要なのは法制上、防衛出動や治安出動など、極めて限定されたものです。
民主党は、日米同盟を「わが国の安全保障の基軸」としながらも、在沖縄米海兵隊のグアム移転に関する日米協定承認案にも反対しました。米兵8000人の削減というのは画期的な合意であり、これに反対することは日米の信頼関係にひびを入れるものです。 これまでもインド洋での海上自衛隊の給油活動の中止を主張するなど、まるで反米の姿勢に私には見えます。本当に政権を担当することになったらどうするつもりなのでしょうか?
大型連休を前に、与党はカレンダー通りに連休返上で国会を開くことを求めています。経済対策を急がねばならないからです。これには民主党はどう答えるのでしょうか?



                     4月27日  江藤 拓











 本日、麻生総理大臣に「いのちの道」議連の役員を中心に12名で総理官邸にて面談する機会を与えられました。
直接、
我が議連の目指すB/Cの見直しの必要性(新たな道路の評価基準)を説明させて頂き、今回凍結された18路線事業についても、個別に事業の特性・地域の声をまとめた「18事業の早期凍結解除に関する要請」(下記にPDFファイルが添付してあります)を総理にお渡しすることも出来ました。当初は多くても5〜6名というお話でしたが、別室を用意してくださり多くの仲間の声を聞いて下さった総理のご配慮に感謝しています。
一つの大きな山を越えた思いもありますが、これは「いのちの道」議連のメンバーそれぞれが役割を分担し、協力しあった成果であり、会長として本当にみんなに感謝しています。
経験も浅い若手の私たちですが、だからこそ遠慮なく意見をぶつけ合えましたし、その素早い行動力は生まれ変わりつつある自民党の大きな力となるはずです。
しかし、我が議連の目的自体が達成された訳ではまだありません。基礎的自治体の皆さまとも連携を深めながら更に議論を深め,より具体的な政策提言をして参ります。

 18事業の早期凍結解除に関する要請


                  


                    4月24日  江藤 拓










 もう宮崎は背広とネクタイが苦痛になってくるほど暑くなってきました。地元を廻っていると、もう桜は主役の座を譲って、ツツジや芝ツツジ、そしておおむね田植えを終えた水田風景がとても綺麗です。この日本の美しい原風景を何としても守らねばならないと改めて思います。
私は農林水産大臣政務官に任じられたとき、様々な私の考えを農林水産行政に反映させたいと意気込んで職に就いた訳ですが、その中の大きな一つが中山間地域の将来像について新たなビジョンを示すことでした。
このコラムをご覧頂いている方の多くは直接関係のない話題ですが、農畜産業を営むうえで極めて条件が不利である中山間地域には「中山間地域等直接支払制度」が適応され、これによって国が直接支援をしています。平成12年に制度が運用されてから、地域の方々がみんなで考えて地域の農用地環境の整備を進めるなど、極めて現場の評価も高い事業です。しかしここ数年の様々な農畜産業を取り巻く環境の急激な変化を考えると、平成22年以降も制度を維持することはもちろんのこと、これまでの実績の検証を十分に行った上で、より使い勝手の良い、充実したものにしたいと考えています。

そして本日、私が本部長を務め、本部長代理に官房長を、
副本部長に農村振興局長、本部員に生産局長、経営局長、林野庁長官、農村振興局次長を構成員とする「中山間地域等直接支払制度等検討プロジェクトチーム」を農林水産省の中に立ち上げ、第1回の会合を開きました。本プロジェクトチームには、更に技術的に細部を詰める幹事会を置き、農村振興局農村政策部長を幹事長に、同局整備部長を副幹事長に、大臣官房政策課長、生産局農業生産支援課長、農業環境対策課長、畜産振興課長、経営局経営政策課長、農村振興局農村計画課長、都市農村交流課長、中山間地域振興課長、農地資源課長、林野庁企画課長、計画課長をメンバーに、鋭意検討作業を進めさせます。本プロジェクトチームで、5月中に論点整理を行い、来年度の概算要求に間に合わせる予定です。これに合わせて平成19年にスタートした「農地・水・環境保全向上対策」についても検証するつもりです。東京の偉い学者さんの中には政府がしかるべき保証をして、条件不利地域の皆さんには集団で移転していただくことを本気で主張する人もいます。
しかし私は、中山間地域に人が住まなくなったら、川下もただでは済まないことを是非ご認識いただきたいのです。その為には政策として何が必要なのか、林業対策とパッケージで考える必要があります。

そして先週「いのちの道」議連の提言活動を行いましたが、本日は先週ご都合のつかなかった、
保利政調会長にも役員一同で提言書を提出しました。会長からは「全く諸君の趣旨に賛同する」とまで言って頂き、感謝しています。

国会もいつどうなるか分からない状況ですが、まずは職務をしっかりこなし、週末は選挙区を必死で廻る毎日です。




                           4月14日  江藤 拓










 昨日、総理官邸にて「いのちの道」議員連盟の役員13名で河村官房長官と面談し、「いのちの道」とはどの様なものであるのかを訴え、凍結された18路線事業に対し、麻生総理大臣の政治的リーダーシップによる早期凍結解除を強く要望しました。さらに「新B/C」の策定の必要性の根拠を説明いたしました。
要望内容はコラムの最後に添付しておりますので、是非ご覧頂きたいと思います。
その後、金子国土交通大臣にも要望活動を行いましたが、大臣からは「良い議連を作ってくれた」とご評価して頂き、「今後は、市町村や基礎的自治体などとも十分に連携を取ってもらいたい」「新B/Cについても更によりつっこんだ検証を進めてもらいたい」とのご激励をいただきました。18事業の凍結解除についても大臣の前向きな姿勢を感じることが出来ましたことは、一つの収穫です。
ところで、皆様には是非知っておいていただきたい事は、なぜこの様な凍結が行われたのかという事です。国会論戦や委員会で、民主党を中心に野党から「古い基準で道路整備を進めており、ムダ使いが行われている」「最新のデータに基づいて洗い直しをし、基準を満たさない物はストップをかけねばならない」と一貫して与党は責め立てられました。
しかし、じっさいに凍結が実行されると、「決算行政監視委員会」「国土交通委員会」などで、次々に民主党の委員が「地方の声も聞かずに凍結をするのはけしからん」などと発言するのを聞くと大きな違和感を感じずにはいられません。
自分の地元の事業が凍結となり、有権者から突き上げを受けて、あわてているのかもしれません。東京の発言と地方での発言が全く違うことが政治家には見受けられると批判を受けることがありますが、これは正にその最たる物で、腹が立つよりあきれる思いです。

とにかく私は「いのち」の重さをB/Cで計る事自体無理であると考えています。
「国民の命と財産」を守る為に必要なインフラ整備は道路特定財源が一般財源化されようと国会の責任として果たさねばなりません。
本日も山本道路調査会長、細田幹事長、笹川総務会長、古賀選挙対策委員長にも政策提言を行っていますが、私は農林水産大臣政務官として委員会を離籍することは許されず、安全保障委員会にも、北朝鮮のミサイル発射への水産庁の対応について答弁を求められておりますので、会長代行の小野寺五典代議士、幹事長の宮下一郎代議士と役員の先生方にお任せせねばならないことは、残念ですが、ともに議論を重ねて来た仲間でありますので、私はいなくても、十分に我々の真意は伝わるものと信頼しております。
今週は総理が北朝鮮国連決議への対応があり、金曜日からは東アジア首脳会議への外遊準備のためお会い出来ませんでしたが、来週もう一度アタックする予定です。


       平成21年4月8日 「いのちの道」議員連盟提言書



                    4月9日  江藤 拓










 国連はその存在意義を示すことが出来るのでしょうか。米国は国連安全保障理事会非公式協議で、「安保理が強い対応を示すべきだ」ということで日本と共同歩調をとっています。「脅しや挑発には屈しない」というオバマ政権の方針が明確に示され、新決議採択を目指す日本にとっては有難いことです。英国・フランスも同じ姿勢であるようです。しかし拒否権を持つ中国、ロシアは新決議に慎重で、追加制裁決議をとることは、「過剰反応」であり、安保理は穏便な対応を取るべきだと主張しています。
国連は直接自国に影響が無くとも、「国際社会の平和」の為に議論し行動する機関でなければなりません。このまま議論は平行線をたどり、お茶を濁すような結論しか得られないのであれば、大国のエゴが露骨に示されることになり、国際社会の信頼を国連は失うでしょう。さらに言えば、日本は国連分担金の16.6%を負担しており、その額はアメリカに次いで世界で2番目であることも忘れてはなりません。今こそ日本は、国連の果たすべき役割を堂々と主張し、安保理決議の明確な違反を放置することは断じて許すべきではなく、決議1718違反は明白で、まずは決議の履行を実行させ、新決議の採択を目指さねばなりません。6か国協議での協議再開が重要だとの報道が目立ちますが、私は逆に北朝鮮は初めから6か国協議には復帰するつもりで、その場で多くのものを勝ち取る為に、力の誇示を行ったのだと理解します。だとすれば、今回の国連安保理の結論しだいでは、正に北朝鮮の術中にはまったことになります。ミサイル発射が北朝鮮にとって成功であったかどうかは、どれだけ飛んだかということよりも、今後の国際社会の対応が決めることでしょう。


                         4月7日  江藤 拓










 昨日、「いのちの道」議連の総会を急遽開きました。国土交通省は12道県、18件の国の直轄事業国道で再点検を行った結果、「効果」が「費用」を下回っているとして、事業を凍結すると発表したことを受けてのものです。 
当日は、
高知工科大学の那須清吾教授が上京してくださり、非常に分かりやすく道路整備効果について説明を頂き、大変有意義なものになりました。那須教授がお作りになった資料は最後にを添付してありますので、ご興味のある方は是非ご覧下さい。
道路の整備の手法・判断については、
急激な原油価格の高騰から始まった、民主党の暫定税率の廃止要求や、道路特定財源の一般財源化など激しい議論が行われてきました。一昨年、59兆円の道路整備中期計画を与党が発表したとき、民主党から激しい攻撃を受けました。マスコミも後押しをし、その結果押し切られるような形で、計画期間は5年に短縮されました。更に民主党から「古い道路需要予測に基づいた計画だ!再検討を行うべきだ!」との再三にわたる追求を受けてきました。そして出された新しい道路需要予想により再算定を行った結果、案の定地方の路線のB/Cは軒並み下がり、今回の凍結にいたりました。
二月に延岡市に民主党候補の応援に来た民主党・鳩山幹事長は「必要な道路は作り続けて結構、しかし必要でないところには待ったをかけなければいけない」と明言しました。民主党が言ってきた必要な道路とはB/Cの高い路線であり、与党が目安としてきた1以上でも緩すぎる、とも指摘し基準の引き上げさえ必要だと委員会や本会議で堂々と主張してきました。今回の凍結は彼らの主張が現場で実現された形だと言えます。
我が宮崎県でも国道220号線が凍結になりました。前回のB/Cが2.1、そして今回の新しいB/Cは何と0.58です。これまでの民主党の主張から言えば、「よしよし、無駄な道路を造らないことになって良かった、無駄遣いを無くせた」ということなのでしょう。
私は断固今回の凍結に抗議をし、「いのちの道」議連の会長として、議連メンバーと力を併せ早期の凍結解除を必ず実現させる覚悟です。来週の水曜日には「いのちの道」議連としての政策提言をまとめ、合意を得た上で、党幹部もちろん、麻生総理にも直接会ってご理解を得る努力をするつもりです。世界的な経済危機の影響が地方にも確実に及び地方はますます疲弊しています。これから追加経済対策を議論されますが、現制度を麻生政権の下で見直すことが、麻生総理が言われる「地方重視」の姿勢をより明確にするものになると私は確信しています。

高知工科大学那須清吾教授 資料
                        4月3日  江藤 拓










 29日に日本を発って、FAOアジア・太平洋地域総会に日本代表として出席してきました。
会議前日の夕刻に到着して、早速空港内の応接室でタイ農業協同組合省のユコン畜産振興局長と意見交換を行い、
翌日は本番である日本代表としてのスピーチを会議場で行いつつ、その合間をぬってタイ農業協同組合省のティーラ大臣、ブータン農業省のガショー大臣、インドネシア農業省のアントン大臣、そしてFAOのディウフ事務局長とのバイ会談を断続的に行い、それぞれの細かな案件についてかなり細かく突っ込んだ意見交換を行いました。ほかにもバイ会談の申し込みがありましたが、翌日8時の便で帰国せねばならず時間が余りにも無かったため、ご要望に答えられなかったケースがあったことは残念です。国会会期中ですので仕方ありません。

前回スペインに出張した時と比較しても、経済危機の更なる深刻化もあり、それぞれのバイ会談の内容は、相手もあることであり細かくはご報告できませんが、日本に対する期待が、更に大きくなっているのを強く感じました。
その中でも一つだけバイ会談で感動する場面がありました。それはブータンのガショー農業大臣との会談です。ガショー農業大臣は今回の地域総会でchairpersonの一人に選任された方で、アジア各国の間でも人望の厚い極めて有能な方です。日本もブータンには「地方電化計画」のため約36億円の資金協力や農業機械や肥料等の供与といったODAなどによる支援を行ってきましたが、突然の会談要望であり、いったい何が出てくるのか緊張しました。
日本を代表して発言する以上、その場の雰囲気に飲まれて多大の期待をもたれてしまう発言をする訳にはいきません。しかし、事実は違っていました。ガショー農業大臣は若輩者の私に深々と頭を下げられ、「これまでの日本からの多大なる支援に感謝していること」「おかげで、貧しかった農村部の所得も少しずつですが向上してきていること」などを述べられました。正直、バイ会談をするとかなり無茶な要望をぶつけられる場面があります。実際今回もありました。しかし、ガショー農業大臣が「是非日本の代表に直接お礼が言いたかっただけで、今回具体的に何か要望がある訳ではありません」と言われたときには、胸がジーンと熱くなるのを感じました。
世界中で日本は国際貢献をODAのような形で行ってきましたが、「感謝されているのかな?」「評価されているのかな?」と感じることがしばしばです。実際具体的に国名はあえて挙げませんが、WTOの農業交渉の場で、信じられない豹変振りを見せた国も実際にあります。
私はこの感動を忘れません。ガショー農業大臣の人間としての穏やかな表情の中にある大きさに完全に魅了されてしまいました。いつの日かブータンを訪問することを硬く約束しました。感謝されるから援助するというのは、上から目線でおかしいかもしれませんが、日本国内も今大変な状況なのに支援するのであれば、私はその事が真の友人・友好国を世界に作ることに繋がるならばそれが一番だと考えます。
最終日は朝6時半にはホテルを出なくてはならない、正にとんぼ返りの海外出張でしたが、政治家として大きな充実感を感じることが出来た出張でした。

下記にスピーチ内容をリンクさせてありますので、ご興味のある方はご覧下さい。
 
    第29回FAOアジア・太平洋地域総会演説    日本語訳
    


                      4月1日  江藤 拓









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