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 3月23日、千葉県幕張にて「123の会」の研修合宿を行いました。
この会は1回生から3回生までの議員で構成されており、
会長や役員を決めず、当選回数を超えて自由闊達で時に激しい議論を交わしました。トータルの議論の時間は午後1時のスタートから10時間を超えました。本日、論点整理を行いましたが、時に青臭いとも言われかねない議論が自由闊達になされた今回の合宿は新しい自民党が再生される希望の光が見えた気がしました。
それぞれの議員は選出された地域も全く違い、背負っている物も全く違いますが、「時節どんな日本を創っていくのか」という議論になれば、一気に距離が近くなるのを感じました。
意見の集約は容易ではありません。しかし我々が大激論の末に達した合意は、上が決めて押しつけられたものではなく、新生自民党を目指すものとなっています。思い切った決断と行動が今こそ求められます。
まずは政治資金の在り方です。よくテレビでは「秘書が秘書が・・・」という言葉をよく開きますが、この際、例え秘書の行為であっても、監督者として議員本人について、公民権の停止など厳しい措置をとるなど、罰則の強化をすべきです。
オバマ氏の例にある様に、政治資金は小口の個人献金によって支えられるのが理想です。その一方、企業団体にも政治参加の自由はあり、今すぐに企業・団体献金を全面禁止するのは現実的ではありませんが、アメリカなどの例も参考に、議員スタッフの充実により議員の負担を低減し、同時に議員定数の削減をすべきです。
候補者の選定についても、公正かつ厳格な公募・予備選挙を必ず実施するベきです。そこに例え現職がいても、新人候補者にチャレンジ権を与えるなど新陳代謝が図れる制度にせねばなりません。世襲についても激しい議論がありました。私は小選挙区制席の下では、子息は有利であることを素直に認め、現選挙制度の下では、同一選挙区からの出馬の禁止もやむをえないと主張しましたが、逆に仲間の議員から「それなら次の総選挙から拓くんはどうするの?」と問われ、困ってしまいました。それでは自己否定ではないかというのです。「自分はいいけど、これからの人はダメ」と言うのはおかいとの指摘もあり、厳しい意見です。結論として、私は選挙区制度を中選挙区制とし、定数を削減した上で、一院制を目ざすべきだと考えます。そうであれば、私の息子が父の様になりたいという思いは、否定されるべきではないと考えます。
小沢代表のことについても新聞記者やいろんな方から感想を求められますが、ただただ感じるのは、小沢代表は「恐ろしい人だ」ということです。自民党では決してほめられた事ではありませんが、総裁の交代がすぐに議論されます。言いたいことは一回生であっても言える空気があります。しかし今回、ほぼ平穏に小沢代表の続投が決まったのは、「民主党」は「小沢党」であるという事なのでしょう。小沢代表の信念の中に貿易の完全自由化があり、自分の著書の中でもあらゆる場面で自由化を主張していますが、彼が総理大臣になれば、必ずやるだろうと確信しました。
 


                      3月27日  江藤 拓











 全国知事会で国の直轄事業に対する地方自治体の負担分を拒否する方向性が示されたようです。
「国が勝手に事業を決めて、それに対して地方も応分の負担をせよというのは横暴だ」という意見をどこかの知事さんがTVで言っているのを私もみました。
確かに国が予算を付けても地元が負担金を確保できず、事業が実施できないという残念なケースが宮崎でも見られました。私も残念な思いをした経験が何度かありました。地方の負担が全くなく、今までと同じ様に事業が進められるのならそれが一番です。
しかし私の宮崎県の場合を考えてみると、宮崎の方から国の直轄事業で採択される事を官民上げて国に要望してきた場合がほとんどです。つい先日、正式に事業採択された日之影〜高千穂バイパスも地方の負担を伴う直轄事業ですが、年度末ギリギリの採択に、県も周辺市町村の皆様も大変喜んで下さいました。
宮崎の様な交通インフラの整備の遅れている県で、しかも財政需要額の脆弱な地方では、県単事業で大規模なプロジェクトを行うことは現実には不可能です。地元にもっと財源を渡すべきとの意見には賛成ですが、課税客体そのものが乏しい地方はなおさらです。
東国原知事も「国の負担が重くなると直轄事業が全国一律で削減される恐れもある」と会議の場で発言されたようですが、全くその通りです。知事はマニフェストである県財政再建を進めながらも、道路関係予算については、優先的に確保されています。交通インフラの整備の宮崎における重要性を十分ご理解頂いている証なのでしょう。
大阪の橋本知事が「これでは、国の奴隷だ」という発言から火がついた議論の様ですが、同じ日本でも大阪と宮崎では、全く事情が違うことは是非ご理解頂きたいと思います。
端的に言えば、現状で地方の負担をゼロにした場合には、全体の事業量を確保することは不可能であり、事業規模は減少し、一部事業は取りやめしかなくなります。
そのしわ寄せは、地方により重くのしかかりかねません。私は先週、「いのちの道」議員連盟を作りました。地方も国も財政的には極めて厳しい状況下にあっても、真の日本の地力、地方に埋もれた魅力を発揮させる為にも、交通インフラの整備を急がねばならないからです。それなくして、地方の真の自立はあり得ません。
そもそも国と地方は対立する立場にあるものではありません。しかし、この機会に新たな負担率のルールや、整備手法を再考するきっかけとする事は有益な事ですし、地元の負担がより軽くなる方向で、是非私としても考えようと思っています。



                      3月18日  江藤 拓










 本日、「いのちの道議員連盟」が70名を超える議員の皆様のご入会を得、発会することができました。先輩議員も多数おられる中で、不肖私が会長に選任されました。国交省からは廣瀬輝 大臣官房審議官、吉崎収 道路局地方道環境課長、深澤淳志 道路局国道・防災課長、進藤崇 道路局企画課道路事業分析評価室長の出席をいただきました。発会にあたって、医師であり救急医療のご経験も持つ相馬市長より、記念講演をしていただきました。この立谷市長の講演のためにご用意頂いた資料は、皆様にも是非参考として頂きたいものですので、下の青文字をクリックして是非ご覧下さい。
私としては、
当選3回までの若手の先生方のみにお声がけをしました。それは西松建設の問題に代表されるような、古い自民党の体質からは縁遠い我々若手が、政治家としてこれからの日本のあるべき姿を根本から議論し直したいという気持ちからです。そして、この会の特徴は地方の議員ばかりの参加ではなく、東京や大阪など都市圏の先生方にもご参会いただいたことです。やもするとこれまでの議論は、都市と地方の日本を見る尺度・角度の違いから生じた対立の構図がありました。しかし我々は国会議員であります。住むところは違っても、お互いの問題を相互に理解し合い、互いに協力する事が必要だと考えたからです。
「日本のどこに住んでいても同じ日本人なのです」
本会を設立した理由の一つに、B/C(費用便益比)が道路建設の主たる判断基準となっている現状への危機感があります。国会論戦を通じて、民主党は古い道路需要予測に基づいて作られた道路整備計画であると、与党を徹底的に追求しました。最新のデータに基づいて計画は作り直すべきだというのが民主党の主張です。要望を受け入れ、新たに道路需要センサスを行い、新しい各路線のB/Cが明らかになりつつありますが、地方ほどこの数値は大幅に下がってしまうことになります。このままでは、地方の道路整備を進めることは益々困難となり、地方そのものの存続の危機にさえ繋がりかねません。1時間で終了予定の発会式でしたが、議論は1時間半を超え、大変熱のこもったものになりました。そして新しい視点からのご意見も多く出され、極めて良好で有意義なスタートが切れたと自負しています。
社会資本制度審議会の道路分科会で、有識者の方々が、それぞれのご意見を出し会い、これからの道路整備のあり方について議論を重ねてきて頂きましたが、その議論の中でも、これまでのB/Cでは地域特有の効果や、その波及効果について十分な考慮がされていないとの指摘もあり、検討が必要だとされています。しかし、そのことはあくまでも民主的に国民の代表が考えるべき事であるという提言もなされています。
まさに我々にボールは投げ返されたのです。ここで行動しないわけにはいきません。
東京都選挙区の松本文明先生からは、「地方はもっと魅力ある場所であるべきだ。同じサラリーであっても都会で暮らすことは苦しい。都市に住む若者がふるさとに帰ろう。都会に生まれた若者が、田舎で働き、そして生きて行きたい。という魅力を是非地方には身につけて頂きたい」というご意見があり、そのためにも最低限の道路に代表される社会資本の整備は急がれるべきだとのご意見を頂き、とても励まされる思いがしました。
これから4月の中旬までに「いのちの道」議員連盟としての第1次政策提言を決定し、発表します。それまでに、有識者の方のご意見を聞く機会も今月下旬には予定しております。できるかぎり頻繁に議連を開いて議論を深掘りし、日本の、そして特に地方の20年30年先の希望につながる政策提言をまとめ上げ、来るべき衆議院選挙の自民党のマニフェストに反映させることも目指します。
また、これまで民間レベルでご努力頂いてきた宮崎みちづくり女性の会の皆様に代表されるような多くの方々とも更に連携を深め、全国の自治体の首長の皆様と連携をした活動へと拡大していくことを目指すこととなりました。


   福島県相馬市長 立谷秀清氏 講演資料


                      3月12日  江藤 拓










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