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 昨日、延岡市議会で、民主市民連合の9人の皆さんも全員が賛成してくださり、道路特定財源の確保に関する意見書が賛成多数で採択されました。正直なところ大きな驚きですし、感激と感謝の気持ちでいっぱいです。この意見書は福田総理にはもちろん、関係閣僚・衆参両院議長にも提出されるとのことです。参議院の議長は民主党ですからこれはかなり勇気のいることですし、中央政界への影響も大きなものがあると思われます。私も延岡市議会の先生方の熱い思いを胸に刻んで、与野党の議論や与党内の検討に望んでいきます。道路特定財源の不適切な使途については民主党の指摘はもっともで、早急に改めなければなりませんし、与党としては納税者の皆様に対しては「申し訳ない」の一言です。しかしこれらの不適切な支出が道路特定財源が余っていることを示しているとは私は思いません。そんな事に使うなら、1メートルでも地方の道路をつくるべきですし、通学路で歩道やガードレールが無いところの改良をすべきでした。民主党の指摘にも真摯に耳を傾け、この際徹底した組織内のチャックをすべきです。ただ私が心配することは与野党間での修正が行われた場合、道路整備の優先順位が投資効率のみで議論されることの危険性です。そうなると宮崎の道路整備、特に九州横断自動車道延岡線は危うくなりかねません。本当に国策として地方分権を進め、近い将来に道州制まで導入するということであれば、それだけの条件整備を国がまずはしておかねばなりません。国土を保全し、そして生かすことは政府の大きな役割ですし、そこには未来を見据えた政策の実行が求められます。




                      2月27日  江藤 拓











 今年の畜産酪農対策はこれまでになく厳しく緊張感に満ちたものでした。それは我が国の畜産業界は飼料の高騰・原油高などの物財費の急激な高騰により危機的状況となっているからです。しかも生産費の拡大が小売価格に反映されないという構造的な問題もあります。このような状況にかんがみ、対前年度比632億円増の1,871億円を確保し緊急支援対策を実施することにいたしました。

しかしながらこれでも十分であるとは考えておりません。それは飼料の国際価格も原油価格も今後とも高値で推移すると考えられ、そのようなこれまでにない事態に対応した制度の見直しを急がねばなりません。
具体的には                                             @現行の配合飼料価格安定制度の検証・経営安定対策に係る追加対策
A生産コストの適正な小売価格への転嫁対策
B飼料米等自給飼料基盤の抜本的強化対策
となります
これらにつきましては、党内にプロジェクトチームを設置し、5月末を目途に追加対策の具体論をまとめ実施して参ります。

それでは今回の畜産物価格及び関連対策の内容をご報告します。
まず特に経営環境が厳しい都府県の酪農家支援対策です。乳用メーカーとの平成20年度飲用乳価は1kg3円の値上げで合意にいたりました。しかし現在の飼料価格の高騰を折り込んだ場合、最低5円の値上げを確保する必要があります。このため生産性向上計画を作成し実施するなど簡易な要件で生産性の向上に取り組んでくれる酪農家に対し、乳価換算で1kg2円10銭に相当する金額の交付金を交付することとし、一頭あたりでは1万6500円程度となります。また、非需要期の価格下落対策として国と生産者が3対1の割合で資金を拠出し、飲用乳価と加工原料乳価の差額1kg20円以内でとも補償を行います。飲用乳の関連対策として100億円となります。また、1kg84〜5円の生クリーム向けの副産物である脱脂乳を、乳業メーカーではない例えば缶コーヒーを生産しているサントリーに新規需要を求めて出荷した場合、飲用乳価との差額約10円/kgの奨励金を交付します。併せて脱脂乳を保管するタンクを全農が整備して新規需要メーカーに貸す場合、施設整備費の2分の1を補助いたします。

加工原料乳補給金単価につきましては、配合飼料価格の農家実質負担を、平成21年3月まで反映させ、現行10円55銭/kgの単価を1円積み増し、11円55銭/kgといたしました。限度数量につきましては、対前年度比3万トン減の195万トンと最小限の削減に止めましたが、別途対策として、バター・脱脂粉乳の国際相場の上昇に伴い加工原料乳の需給がひっ迫した場合には、最大12万トンの加工原料乳に対し、補給金単価と同額の助成を行いますので実質の限度数量は対前年度比9万トン増の207万トンとなります。さらに、1kg当たりの単価が約50円のチーズ、84〜5円の生クリーム、生クリームより少し安い脱脂濃縮乳の増産が図られるよう昨年度3カ年計画を決めた、生乳需要構造改革事業については、3カ年計画では20年度の新規拡大分は21万トンのところ、9万トン増の30万トンとしました。これにより、奨励金10円/kgが57万トン、奨励金12円/kgの新規拡大分が30万トンとなり、これらの措置により、加工関連の生産枠を、全体として大幅な増産となります。

肉用牛農家支援のための緊急対策のうち、繁殖農家関連対策としまして、3カ月ごとに農林水産大臣が告示する全国の肉用子牛の平均売買価格が、『保証基準価格』を下回った場合に生産者補給金が交付される肉用子牛生産者補給金制度の『保証基準価格』を全畜種で1頭当たり1000円から3000円引き上げました。(乳用種・交雑種は3000円 黒毛和種は1000円)特に経営の苦しい乳用種及び交雑種につきましては最大の3000円引き上げました。また、『保証基準価格』と『合理化目標価格』の差額は全額、『合理化目標価格』を下回る部分は9割が交付されますが、その『合理化目標価格』も1000円から3000円引き上げました。(因みに『合理化目標価格』とは、この値段で子牛を買って育てて販売した場合国際競争できると見込める価格です)補給金の財源は、保証基準価格と合理化目標価格の差額は全額国庫負担で合理化目標価格を下回る部分は生産者拠出金から交付されます。

肥育農家等関連対策については、この金額を市場価格が上回れば調整保管している在庫を放出して、値段が下がるように誘導する牛肉の『安定上位価格』を15円/kg引き上げました。また、この価格を下回れば国が買い上げて市場に出回る量を減らすことにより高値に誘導する牛肉の『安定基準価格』は10円/kg引き上げました。これは、すぐに財政出動を要する話ではなく、消費者や小売業者に対して飼料高騰などを反映した適切な小売価格決定を促すメッセージになります。次に現行の肥育経営安定対策(マルキン事業)は生産者の拠出と国の助成により基金を造成し、収益性が悪化したときに家族労働費を補てんする仕組みであるため、粗収益が物財費を割り込んだ場合には対応できません。そこで、現行のマルキンを緊急に補完する形で、平成20年〜21年度において、粗収益が物財費を割り込んだ場合、その6割を補てんします。現行のマルキン制度は、粗収益が家族労働費を割り込んだ場合、国3、生産者1の割合で、資金を拠出し、その8割を補てんしていますが、今回、国が、粗収益が物財費を割り込んだ分の6割(0,8×3/4=0,6)を補てんすることで、家族労働費と同額8割の支援水準を確保することになります。

養豚農家支援のための緊急対策としては、定められた水準を市場価格が上回れば調整保管している在庫を放出する『安定上位価格』を35円/kg引き上げました。また、市場価格が水準を下回れば買い入れを行う『安定基準価格』は15円/kg引き上げました。また、県団体が生産者積立金により実施している地域肉豚基金の発動基準価格について、現在国の基準は400円/kgで宮崎県の地域保証価格は380円/kgとなっております。生産費の上昇を考慮し、今回の対策で地域保証価格を70円引き上げることにより、200億円(うち生産者150億円、国50億円)を、平成20年度〜21年度における養豚農家の経営支援に活用しやすいものとしました。また生産性向上・養豚農家の所得向上のために、繁殖性の向上や事故率の低減のために所要の対策を強化してまいります。

緊急融資対策として行われている、現在の家畜飼料特別支援資金融通事業については畜産農家の間で制度の内容への理解が進んでいない現状があります。金利は1,3%、3年据え置き10年償還というかなり有利な条件となっておりますので、融資限度額を倍増するとともに、より活用される制度となるよう、相談の充実を図り、運用・広報等にも配慮いたします。新たな生産性向上・労働力軽減・飼料費低減対策としては、個人がリースにより購入する一定の機械について、購入費用の3分の1を補助します。また、大家畜・養豚経営は、多額の初期投資が必要となる一方、その資金回収に時間がかかるという特徴を有しており、多額の借入金が経営を圧迫している場合も少なくありません。そこで、負債の償還に支障を来している経営に対して、貸付利率1,7%以内、償還期限は一般15年(うち据置期間3年)以内、その他25年(据置期間5年)以内の融資による負債の借換措置を講じます。

国際飼料価格の高騰に対応して飼料の自給率を上げることが欠かせませんが、その一環として飼料米導入対策を強化します。平成19年度補正予算で10万haに対応する踏切料が容認されたことに対応し、畜産側が取り組んでいるモデル実証を全国展開し、その利活用の実証に対する助成を行う事業を創設します。内容としては2万haの飼料米耕作水田について、実質10aあたり1万3000円相当を補助します。その他、自給飼料の増産のために必要な所要の対策を実施することといたしました。畜産が総農業生産の6割をも占める宮崎においては是非とも積極的に取り組み、日本全国規模での米の生産調整にも寄与することが期待されます。

昨今の経営環境の激変は畜産農家の自助努力の範囲を大きく超えた問題であります。国民の皆様も食の安心安全の観点から国産の農畜産物に対する期待が高まっておりますので、畜産酪農農家が将来に希望をつなげることの出来る対策の構築に今日から努力して参ります。
                       

                 2月22日  江藤 拓  










 民主党の管代表代行が延岡に昨日来ました。前回の「ガソリン値下げ隊」の視察がかなりのひんしゅくをかったのであわててフォローに来たのでしょう。新聞記者の質問に答えて、「車で走ってみて初めて東国原知事の言う不便さがようやく分かった」と言ったそうですが、今まで党として地方の実情にいかに無関心であったかということの証明でしょう。以前から地方の事情を分かっていたらどうしていたのか、分かったなら今後、党の主張をどう修正するのか聞かしていただきたいものです。また東九州自動車道のみならず、どうせなら日之影・高千穂・五ヶ瀬まで足を運び、九州横断自動車道延岡線の必要性も感じてほしかったと思います。車もろくに通らない無駄な道路を造ろうとしていると民主党は自民党を攻撃してきましたが、つぶさに全国の地方を回れば、それぞれ宮崎と同じかそれ以上の深刻な格差の打破のために、切実に道路交通網の整備を望んでいることが分かるはずです。まずは、そういった地道な条件不利地域に住む人々の声を聞くことを強く望みます。また、そもそも延岡に来るのであれば、東国原知事が延岡での公開討論会を申し入れた時に、「忙しいので知事に東京に出てくるように」などと要請せず、公開討論会も延岡でやってほしかったものです。

がらりと話題を変えて、昨日のピン芸人日本一を決める「R―1ぐらんぷり2008」の決勝で、なだぎ武さんが二連覇しました。私がお笑いの話題とは意外かもしれませんが、実は3人の息子たちとそろって、エンタの神様が大好きなのです。そんなことで昨日の決勝の結果が気になっていたのですが、私としては世界のナベアツさんが本命だと信じて疑わなかったのですが・・・。ちなみに下の2人の息子は「ぱっぱら王子はどんげやったと」と気にしていましたが、そもそも決勝に残って無いし!残念ながら昨日の放送は仕事で見られなかった(録画も忘れていた!)ので朝のテレビで結果を知ったのですが、優勝者のなだぎ武さんの涙、優勝を逃した者達のいつもは見せない真面目で悔しさの滲んだ顔に、お笑いの世界の厳しさと真剣さを見た思いがします。近年のテレビは「お笑いばかりで内容が無く低俗だ、社会に毒を撒き散らしている」とい意見も多くあります。しかし私は修練を積んだ「芸」としてのお笑いは人々を腹から笑わせ明るくする力をもっていると思いますし大好きです。


ついにゴール!
東京ビックサイトにて
そして東京マラソンが3万2千人の参加者の下、行われました。私も東国原知事に負けずに参加しました!と言いたいところですが、仕事の都合で(あくまで仕事の調整が付かず!)断念しましたが、私の無念を私の政策秘書である三野君(右写真)が果たしてくれました!完走タイムは6時間ちょっと!秘書も代議士に負けず激務ですし、彼は親父の時代からのベテラン秘書で個人的にも弟の様な存在です。お互い体を鍛えて頑張っていきたいものです。





             2月18日  江藤 拓










 しばらくコラムをさぼってしまい申し訳ありませんでした。今月に入ってとにかく色んな用事が重なり、その上に何年かぶりで風邪を引き込んでしまい参りました。それでも「自民党県連セミナー」や昨日サミットホールで開かれた「原油・飼料高騰危機突破大会」は冷や汗をかきまがらも何とか役を果たせてほっとしています。現場のご意見を十分取り入れ、これから畜産物価格の決定、原油・飼料高騰対策などにいよいよ本格的に取り組まねばなりませんので、休んでいる暇はありません。

ところで昨日、民主党の「ガソリン値下げ隊」が延岡に来たとのことです。聞くところによるとご一行は11:15分に宮崎空港に着き、JRで延岡駅に着いたのが13:15分、クレアパーク延岡や北方延岡道路の北方ICあたりを見て15:11分の電車で宮崎市へ帰って行ったとのことでした。滞在時間約2時間、延岡市民との意見交換の場も持たず、移動も車で一体何をしにきたのかさっぱり訳が分かりません。

私は親しい民主党議員に「是非、宮崎県北に来てくれ!いつでも案内するし旨い物もご馳走する!そして俺が何で道路交通網の話になるとこんなに熱くなるのか分かってくれ!」と度々声をかけてきました。来県するのであれば一声かけてくれればと残念です。私は決して自分の支持者を集めて民主党の視察団を撃退しようというのではありません。せっかく来るのであれば、せめてそこに住む者の思いだけでも感じていってもらいたかったと思います。来週行われるという東国原知事との公開討論会のために形だけでも宮崎入りしておこうというのであれば、何とも不愉快な話です。

そんな中、活躍されたのが延岡市の首藤市長でした。勇気を持って視察団の中に乗り込んでいって、堂々と「地方の思い」をぶつけられた首藤市長に心から感謝し、政治家として尊敬する思いです。さっそく昨晩、首藤市長にその時の様子をお聞きしましたが、大変憤慨しておられました。その気持ちは良く分かります。市長は一週間ほど前も30名を超える陳情団の団長として上京され、私も一緒に冬柴国土交通大臣・峰久事務次官・宮田道路局長など関係各所20箇所以上を丹念にそして熱っぽく訴えてきたばかりですし、これまで先人が重ねてこられたご努力の数々を想うと冷静でいられるはずがありません。首藤市長の「乱入?」のお蔭でガソリン値下げ隊も少しは県北に来た意味があったことでしょう。
それにしても市長に「車でくれば説明はいらなかった」と、がつんと言われても、予定通りやっぱり帰りも電車とは・・・。その日のうちに上京せねばならないほど忙しかったのかと思ったら、その夜は宮崎市内で何やら勉強会を開いたとの事だそうです。民主党が次期衆議院選挙は「都市部中心の政策展開で闘う」といっていることの現われで、少なくとも地方の格差に真剣に取り組もうという姿勢は全く見えません。

ここで改めて言わせていただきますが、我々は道路を作ることを目的としている訳では決してありません。県民所得も有効求人倍率も低く、豊かな農林水産資源や観光資源を県民の所得向上に有効に結びつけられない現状から宮崎県民は何とか脱却せねばならないのです。その一番有効な手段こそが道路交通網の整備だから望んでいるのだということをこのコラムをご覧下さった全国の皆様、どうぞご理解ください。



                      2月13日  江藤 拓











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