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 安倍新内閣が昨日発足しました。マスコミはさっそく辛口の評論をしていましたが、皆さんにはどう見えるでしょうか。いろんなネーミングがされているようですが、私がするとすれば「フルディフェンス内閣」といったところでしょうか。まず守りを固めるのは、これ程の惨敗の後なのですから当然でしょう。派閥の領袖が多いという指摘もあるようですが、実力と見識を備えた重厚な内閣に私には見えます。
宮崎県は知事の下、県民総力戦を戦っていますが、自民党も正に総力戦です。民主党も次の臨時国会では政権を担当する能力があるかどうかが試される正に正念場でしょう。厳しい国会運営が予想されますが、私はある意味楽しみな面もあります。委員会の審議の中でこれまでも「なるほどいい指摘だな」と思われる野党委員の質問もあった訳ですが、これまでの自民党は野党の提案を受け入れることは少なかったように思われます。新三役も野党の意見に十分耳を傾ける姿勢を明確にしていますので、これまで以上に現実的な厚みのある議論が期待できます。
しかし政権の存続のためにどこまででも妥協するような姿勢は厳に慎むべきです。民主党も、とにかく政権をとることだけを目的とするような国会運営であれば国民の理解は得られないでしょう。ガチンコで真正面から政策本意でぶつかり合う国会を期待しています。

党内的には地方や経済弱者に対する配慮を求めた政策転換を強く主張していくつもりです。私は参議院選挙後、中川政調会長に「この地方の声に耳を傾けて、暖かみのある政策に転換するお気持ちが総理に無いなら、支えることはできません」とはっきり申し上げていただけに、地方の知事の経験がある増田寛也氏を総務相に据えた人事は大いに評価できると思いますし、期待しています。27日夜の初登庁後の記者会見でも、小泉政権以来、格差拡大が生じていると率直に認め、「内閣が代われば当然、政策にも変化が表れるであろうし、小泉改革の光と影の部分を直視すべきだ」とのコメントにも勇気づけられました。
この内閣を「泥船内閣だ」という声もありますが、後のない正念場であると覚悟を決め、あくまで国民の側に立って自民党の立て直しに全力を尽くします。



                           8月28日  江藤 拓










 昨日、環境農林水産部会会長の押川県議と副会長の山下県議が急遽上京され、台風4・5号で深刻な被害を受けた早期水稲被害農家に対する特別救済措置を求める提言活動を行いました。
現時点で
被害額は34億円にも上り、規格外米が7割を越え、宮崎県始まって以来の深刻な状況を受けてのものです。今回の被害の特殊性は、外見上平年並みの出来が予想されていましたが、収穫後に初めて被害の状況が分かったことです。それ故、甚大な被害にも係わらず、共済に加入している農家の二割強しか被害申請をしていません。このような事態は農業共済始まって以来、全く初めての事態といえます。農林水産省の官僚が言うように、共済といってもこれは保険ですから契約時に記載されている事柄以外には適応されないというのもわかります。
また事あるたびに例外に例外を重ねていったら、制度自体の根幹が揺らいでしまうという理屈も分からないではありません。
しかしそれでもちょっと待って欲しいのです。農業共済制度は国費が半分入って成り立っている制度です。民間の保険会社とはその成り立ち、目的からして違うはずです。官僚の諸君は何かというと「前例がありません」と言います。「昨年、農林水産大臣の地元で塩害が出たときでも例外的対応はいたしませんでした」とも言われました。裁判じゃあるまいし「判例がない」といわれても「はいそうですか」と納得する訳にはいきません。今ある前例だって誰かが作ったものではありませんか。若林農林水産大臣との面談も熱をおび、当初20分程度と言われていた意見交換も1時間を超えてしまいました。あらゆる可能性を広く検討すると言ってくださった大臣には感謝しています。その後総合農政調査会長の谷津義男代議士にも相談に参りましたが、すでに宮崎の状況は十分に把握されており、自民党としても検討を進めてくれておりました。とにかく何らかの救いの手を困窮する農家の皆さんに差し伸べることがどうしても必要だと強く思っています。



                          8月21日  江藤 拓






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