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 政府は成人したニート、フリーターを所得税の扶養控除対象(1人当たり38万円)から外す方向を示しました。
成人した子どもが経済的に自立せず(パラサイトと言う例え方もある)、親が生活費全般を面倒見ている場合も現在は税控除の対象となっているのは控除の理由である「子育ての負担軽減」という趣旨からは外れているというのがその理由とされています。
なるほど同年代で経済的に独立し、社会的に然るべき貢献をしている人から見れば当然不公平感はあるでしょう。
しかしニート、フリーターを抱える世帯の税負担を増やすことが、就労意欲を促進するとことに本当になるのでしょうか。私には疑問です。 標準的なモデルケースとして、サラリーマンと専業主婦の世帯が年収103万円以下の成人したフリーター1人を扶養している場合の増税額は、年収500万円では約3万円、年収700万〜1000万円で約7万円ほどになるようです。
もちろん3万・7万円の負担増は小さくはありませんが、就職・就学意欲の乏しいニート、フリーターが負担増を理由に重い腰を上げるでしょうか。税を負担するのは本人ではなく、親なのですから。親の立場から見れば、ニート、フリーターを持つ親に対する罰金のように感じてしまうのではないでしょうか。
更には精神的・肉体的に問題があってニート、フリーターである場合、司法試験やその他の夢に向かって直向きに本人が努力している最中である場合など配慮すべきケースがいくつも考えられます。

 日本は先進国の中でも極端なスピードで少子高齢化が進み、団塊の世代が定年を迎える十年後には深刻な労働人口の不足も予測されています。個人の間でも地域の間でも「格差」の存在が次第に顕著になってきており、安倍官房長官も9月の総裁選では「格差問題がテーマになる」との考えを示しています。
若者が自分の可能性を信じて努力する意欲を持ち得るように、一度しくじっても、もう一度再起できる可能性のある社会を実現しなければ、ニート、フリーターの問題は解決するはずがありません。「格差」が社会の中で固定化されてしまうことは避けなければならないと考えます。



                            5月23日  江藤 拓  

 








 ゴールデンウイークも終わり、大人も子供も通常の暮らしに今日から戻る訳ですが、皆さんの大型連休は如何だったでしょうか?私はというと政治家の悲しい宿命で、連休を満喫するという訳にはいきませんでしたが、連休最後の土日に家族五人で大分に一泊旅行に行ってきました。

 初日の6日は朝早く家を出て、ワサダショッピングモールで息子たちのサッカーウェアーなどを買い込み、その後念願だった大分マリンパレス水族館(うみたまご)に行ってきました。さすがに凄い人出でイルカショーを見る時などは後ろの方から肩車をしてやっと見せられるような混雑でしたが、展示内容も素晴らしく子供たちも私たち夫婦も満足しました。残念ながら我が宮崎県には水族館も水中展望台もありません。大分県に負けず海の幸に恵まれ自然豊かな宮崎にも何とかして是非大分に負けない水族館が欲しいものです。箱物を作るととかく批判を浴びる昨今ですが、観光資源に恵まれながら観光客減少に悩む宮崎にとって高い投資効果が見込めるはずです。その晩は城島遊園地近くのペンションに一泊しました。

 次の日は、まずサファリパークに行った後、今回のメインの城島遊園地でどっぷり遊んできました。5年前くらいに一回行ったことがあったのですが、その頃は子供たちも小さく、身長制限で乗れない乗り物ばかりでした。しかし今回は三男の健も無事制限をクリアして、晴れて三兄弟そろってすべての乗り物にチャレンジ出来るはずでしたが、城島遊園地名物の大型ジェットコースター(ジュピター)など幾つかの乗り物は何故か?パスでした。一日のフリーパスを買っている訳ですから、親としては全部チャレンジして欲しいのですが・・・まあいいでしょう。実は私も苦手なのです。
 それから再び3時間余り運転して日向に帰った訳ですが、高速道路がつながっていればと、身にしみて実感しました。北郷のあるご主人が「妻が十年以上大分の病院に通院しているので、1日も早く高速道路をお願いします。」と言われたことを思い出しました。地方の自立が不可欠な時代だからこそ、必要なインフラの整備を急がねばならないのです。
 正直なところ大変肉体的には疲れましたが、いずれ親と出かけることも嫌がるようになる訳ですから、今のうちの子供の親の醍醐味を味わっておこうと思っています。


                            5月8日  江藤 拓  






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