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 郵政民営化の議論も審議時間70時間あまりになりました。来週28日(火)に決まった地方公聴会に向けて更なる議論が行われるはずなのですが、今、私は議員会館の事務所で委員会が再開されるのを待っている状態です。国民の皆さんの世論調査の結果を見ても、「慎重に審議をして欲しい」とのご意見が最も多い訳ですから、手続き上また政府側の答弁に対して納得のいかないことがあるにしても、とにかく審議拒否をしないで頂きたいと改めて強く思います。

ところで、郵政問題も大問題ですが、政治の果たすべき大きな役割として、条件に恵まれない人、さらには社会的にもいろいろなハンディを持っている人に対して国がどのような気配りをし、支援していくかということはとても大切なことです。

今、障害者自立支援法案の国会審議が熱を帯びてきています。国の社会保障費の負担が年々歯止め無く拡大していく中にあっては、制度の見直しも致し方ないことかもしれません。しかし、この法案の中味を見ると大いに問題があると言わざるを得ません。障害のある方々への国の施策は障害の種類や年齢などによって、それぞれ異なる法律で行っている訳ですが、これを一本化することがこの法律案の主たる目的で、介護保険制度を横目でにらんだ法律であると言えます。障害のある方の多くが障害者基礎年金を主な収入とされていますが、この法案によれば、施設においては食費や水道・光熱費などの実費負担を求め、さらに障害のある方と同居中の配偶者・親・兄弟など家族全員の所得を基準として負担額を算出することとなっています。中には障害の程度が重く、1千万円を超える費用がかかる方もおられる訳ですが、この法案の通りになれば、家族の負担は跳ね上がることになってしまいます。これらのことに抗議して、国会周辺には多くの障害のある方が詰めかけてこられましたし、私の事務所にもご訪問頂きました。いかに国の財政が厳しいとはいえ、国家としての思いやりや優しさを失うことがあってはならないと思います。このことは広く国民の皆様にも理解して頂けるはずです。 

加えて問題なのは、共同作業所で障害のある方が作業をし、賃金を得た場合、施設を利用したことに対する負担として10%あまりを徴収するとしていることです。何とも懐の狭い考えではないかと思えてなりません。障害のある方々は、自分の流した汗が労働の対価として正当に評価されることに大きな意義を感じておられるのではないでしょうか。あえて申しませんが、本当に申し訳ないほどの賃金しか得ておられません。

国は全国に約6000ヶ所ある小規模作業所のうち、2800ヶ所あまりに対して運営費の助成を行ってきましたが、平成15年、16年度には予算は削られ、対象となる作業所の数も減り、ようやく17年度に歯止めがかかりましたが、平成13年度と比較すると予算規模では約15%あまりのダウンとなり、1ヶ所あたりにすると110万円にしかなりません。運営費の補助対象とならない作業所の窮状は容易に皆様方にも想像できると思います。

政治とは、ある意味効率性であるとか、経済性であるとかということを超越したものであるべきではないかと郵政民営化の問題や障害者自立支援法案を通じて強く思います。厳しい国家財政の中で、まず政治の中枢にある者がそのあり方を改め、社会的に弱い人々にしわ寄せをするようなことは現に慎まなければなりません。



                             6月22日  江藤 拓 


                            








 このところ郵政民営化に関する特別委員会に朝から晩まで忙殺されてしまい、2週間もコラムの更新を怠ってしまいました。多忙なのは言い訳になりませんので、これからは出来る限りこまめに更新するように努力をします。

さて、本日は郵政民営化に関する特別委員会が総理出席のもとで、総括質疑が行われました。もうすでに40時間を超える審議を行ってきた訳ですが、率直に言って「大幅な修正が不可欠である」、との想いは確信へと変わってきています。前にもこのコラムで申し上げましたように、国民の関心は未だ高いとは言えませんが、将来にわたって国民生活に大きな影響を及ぼす民営化ですので、委員として最後まで法案の問題点を指摘し、有るべき姿へと修正していく努力をして参ります。しかし、今日の野党からの「総理は法案修正を考えておられますか」との問いに対しても、総理は短く「修正は考えておりません」とご答弁されました。

総理の法案成立に向けての並々ならぬ覚悟の程を改めて確認した訳ですが、将来への不安を取り除き、国民生活にとって不利益が生じないことを担保するための修正についてはご理解を頂きたいと切に願っています。

この週末は会期を延長するために17/18/19日と「禁足」がかかり、地元に帰ることが出来なくなりました。18日には延岡の仲間達と釣り大会を計画しておりましたので残念でなりません。この日のために準備万端整えてくれたみんなにはすまない気持ちでいっぱいですが、国会議員としての役目を果たすことが何よりも大切なことですので、仲間達も理解してくれるはずです。

ところで、今日は高千穂の後援会会長をしてくれている佐藤雅高君から送られた「かりゆし」を着て委員会に出席しました。結構派手な色だったので、先輩議員からはからかわれたりもしました

これが雅高君からもらった「かりゆし」です
が、なかなか好評でした。クールビズが導入されて2週間ほどになりますが、だんだん周りの人たちも買い物に行ったりしたらしく、センスのいいものを着てくるようになってきました。しかし、先輩議員の中には「クールビズなどけしからん」と思っておられる方も多数あり、これからどうしたものかと思案しています。確かに、ネクタイを締めると気持ちが仕事モードになりますし、気合いも入ります。その一方、クールビズ導入と共に冷房の温度設定が28度とされましたので、正直言ってかなり暑いのも事実です。「人間、一度楽するとなかなか元には戻りがたいものだなぁ」と思いながらも、やはり私は夏はノーネクタイで過ごすつもりです。


                             6月15日  江藤 拓






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