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 息子に学ぶ

23日(火曜日・勤労感謝の日)、長男の翔(小学校6年生)が日本空手道極真カラテの昇段試験に挑戦しました。連続して五人の相手と組み手を行う訳ですから、かなり過酷なものがありました。四人目、五人目になると、よろけながらも、必死に立ち向かっていく息子の姿に、父親として深い感動を覚えました。五人組み手達成後に、「うれしい」と言って涙を流す息子を愛おしく、誇りに思うことができました。二人の弟たちも兄貴の頑張りに、いつもと違う尊敬のまなざしを向けていたようです。

私は三人の息子達を、小学校入学と同時に強制的に極真カラテに入門させました。それは父親のエゴであったかもしれません。しかし、この経済至上主義の世の中にあって、自らの弱さを知り、その克服のために武道を学ぶことは、きっと子どもたちの将来につながると信じています。武道を通じて本当の強さに目覚め、「真のやさしさ」を子どもたちが身につけてくれれば、と願って止みません。今日までご指導頂いた園田師範・師範代、小池指導員には心から感謝しています。

今の世の中は「私」ばかりが優先し、「公」に対する気持ちがないがしろにされています。残念ながら政治の世界にも同じ事が言えるかもしれません。息子のひたむきな姿に学び、私も始まったばかりの私の政治家としての人生を真摯に生きて行こうと思っています。

                            11月24日 江藤 拓


                     
                            








 最近の日本を巡る国際環境

平壌で第3回の実務者協議が行われました。あまりにも乏しい成果と言わざるを得ません。『8名はすでに死亡、2名は不明』との以前からの主張に何ら変わりもありませんでした。
拉致家族会の皆さんの怒りや失望は当然のことだと思います。日本国政府として『対話と圧力』の基本姿勢に則り、毅然たる態度で臨まねばなりません。今後は食糧支援12.5万トンを行うかどうかが当面の焦点になるでしょう。食糧支援はあくまでも日本国政府の援助であり、これを取りやめたからといって、制裁的性格がそれほど強いものだとは私には思われません。何らかの更なる進展を待って、行われることが適当でしょう。

中国の潜水艦が日本の領海を侵犯した件については、中国政府からは誤って領海を侵犯したのだという説明と謝罪がなされました。日中関係を考えれば疑念を持たずに中国政府の説明、謝罪を受け入れなければなりません。しかし、国内的な手続きについては大いに反省すべき点が多々あります。今回も1999年の時同様、海上警備行動が発令されたわけですが、実際の発令までには3時間あまりも時間がかかってしまい、その間、潜水艦はすでに領海外に立ち去っていました。わざと官邸への連絡を遅らせ、潜水艦が領海を出るのを意図的に待っていたのではないか、との疑念がどうしても生まれてしまいます。これが政治的な高度な判断だと言うならば、それは間違いです。近年、両国間には東シナ海の排他的経済水域(EEZ)境界線付近で、中国が天然ガス油田開発を進めており、日本の排他的経済水域の資源を吸い取ってしまうのではないかと懸念されています。

中川経済産業大臣は海洋資源探査船建造の調査費を来年度予算に追加する考えを明らかにしました。先月の18日に王駐日大使に対しても、中川大臣は『王大使の発言は全く日本を無視している』という毅然とした態度で対応されました。日本国政府は中国に対しては弱腰であるとの批判を度々受けてきましたが、友好で対等な日中関係を築く上でも、大臣の姿勢は高く評価されるべきものでしょう。700兆円にものぼるのではと推定される東シナ海の海底資源は、資源に恵まれない我が国にとっては、とても大切なものであります。一方中国でも急激な経済成長ゆえに、今後ますますエネルギー不足に陥ることも容易に推測されます。両国力を合わせた開発など、未来志向の対応が求められることになるでしょう。

拉致の問題も、潜水艦の問題も、排他的経済水域の問題も、全て国家の主権、独立に関わる大きな問題です。国民の皆様にもこれらの問題に大いに興味を持って頂きたいと思います。


                             11月17日  江藤 拓










 GDP速報値発表

内閣府から12日に7−9月期の国内総生産(GDP、季節調整値)速報値が発表されました。順調であると言われた景気の回復にブレーキがかかってきたのではないかと思わせるものでした。物価変動分を除いた実質で前期(4−6月)比0.1%増となり、年率換算では0.3%増とはなりましたが、民間主要シンクタンクが行った平均予測は2.0%程度であった訳ですから、これが景気のマイナス転換点にならないようにせねばなりません。

このコラムでも何度も取り上げたように今年は自然災害により大変な被害が全国規模で出ています。これは当然、GDPには更なるマイナス要因になる訳ですし、50ドル前後を行き来する原油価格も日本経済には大きな問題です。詳細を見てみると、公共投資は年々減少しGDPに対してはマイナス効果となっていますが、今は内需が下支えをしていることを示しています。内需、特に民需はメンタル面に左右される部分が大きい訳ですから、政府の積極的な姿勢を示す意味でも出来うる限り早い補正予算の成立がもっとも効果的だと考えます。

                                11月12日  江藤 拓

                             

            








 初当選から一年

今朝目が覚めて、新聞の日付をみた時「ああ、あれから一年経ったのだな」と感慨深いものがありました。厳しかった12日間の選挙戦を終え、一昨年前の今日が審判の日でした。思い起こせば本当にたくさんの方々にお世話になりました。改めて「感謝」の気持ちがこみ上げてきます。今日を新たなスタートと思い定め、初心を忘れず努力精進してまいりますので、今後ともご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。

一年生議員は「まず勉強だ」とよく言われます。それは全くその通りで、学ばねばならないことはまだまだ山の様にあります。しかしその一方で「政界に飛び込んだ途端に、そこは大嵐だった」というのが率直な感想です。新兵がいきなり最前線に立たされた様な感じです。所属する国土交通委員会では道路公団民営化法案を巡って与野党全面対決を経験し、イラク特別委員会では自衛隊の派遣の是非を巡っても全面対決。年金国会では衆議院本会議での前代未聞の乱闘騒ぎの後で参議院強行採決。その後の参議院選挙では実質自民は敗北しました。更に今年は数多くの台風が日本列島を直撃、新潟では中越地震が発生し未だ余震が収まっていません。党内も今、三位一体の改革を巡って意見の対立が先鋭化しています。郵政民営化法案の行方しだいでは来年春の衆議院解散総選挙も囁かれています。

私は今ほど政治家の「覚悟」が問われる時は無いと思っています。自分の保身を考えず、宮崎県第二選挙区の代表として、日本の政治家として、後に恥じることの無い政治行動をとることが大切だと、一年目を迎えた今日、覚悟を新たにしています。

                                  11月9日江藤 拓










 延岡市視察

新潟県中越地震が発生し、はや11日が経過しましたが、昨夜も震度4の余震が発生するなど、現地では避難民の方々が不安な日々を送られています。お亡くなりになった方々には心からお悔やみを申し上げ、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。

私のふるさと、宮崎県も台風16号・18号・21号・23号と直撃を受け、大きな被害を受けたことはこのコラムでも取り上げさせて頂きました。今後本格的な復旧に向けての取り組みが本格的に行われようとしております。そのためには地域住民の方々のご要望を十分に聞いた上で、当該市町村、県そして国が出来る限り同じ認識を持って事に当たることが重要です。

そのための取り組みとして、昨日、国土交通省・河川国道事務所、宮崎県・東臼杵郡農林振興局・延岡土木事務所・北部港湾事務所、延岡市・都市建設部・農林水産部・上下水道部あわせて37名もの担当者の方々のご協力を頂き、地元県議、市議の先生方のご協力も頂いて延岡市内合同現地視察を行いました。一日で延岡の隅々まで見たとは申しませんが、下記の行程で、改めて国・県・市そして地元住民の方々と意見交換をし、視察を行ったことは大変有意義であったと思っています。

【当日の行程】
 愛宕山トンネル→ 稲葉崎平原線(伊達・溝口)→ 西環状線(別府工区)→
 長浜海岸→ 方財町周回道路・方財町入り口市道→ 延岡南インター→ 広域農道・
 大瀬川右岸三須築堤→ 天下ジャンクション→ 古川排水機場・松山川河川改修→
 岡富古川区画整理・多々良区画整理、西環状線(岡富大橋)→ 富美山内水対策→
 西環状線(祝子橋)→ 川島須佐線→ 川島堤防→ 延岡地区有機肥料センター→
 浦尻川水系河川改修 

現実に自分が国政の場にあって、国の考える優先順位と地元の考え方が食い違っている場面が幾度と無くありました。視察全体を通じて、それぞれの方々が精一杯延岡市の再生のためにそれぞれの立場でご努力されていることが十分理解できました。しかしながら、国・県・市ともに財政状況を厳しく、長年の懸案事項の遅々として進んでいないとの不満に多く接したことも事実です。また、現在進行中の事業もこれから行われようとする事業も国の補助事業であることがほとんどであることに改めて驚かされました。宮崎県は典型的な三割自治の地方自治体です。十分な財源の移譲なくして三位一体改革が行われた場合、どのようにして国や行政が地域住民の皆様に対して、責任を果たしていくことができるのか、そのことに改めて大きな不安と疑問を覚えざるを得ません。

宮崎県選出の国会議員として田舎議員と言われても、自分のふるさとにしっかりと軸足をおいた政治活動をしていく覚悟です。改めて視察にご協力頂いた皆様方に心から厚く感謝申し上げます。

ところで、話は変わりますが、橋本聖子参議院議員が二人目のお子さんを11月1日出産されました。元気な男の子だそうです。橋本議員は、ほんの数日前まで党本部や国会内で精力的に議員活動している姿をお見かけをしていましたので、まだご出産は先のことなのかな、と思っておりましたが、ほぼ予定通りのご出産だったとのことでびっくりしました。橋本議員の政治家としての責任感の強さと強靱な精神力、体力に全く脱帽です。私の事務所のスタッフは第一秘書、第二秘書ともに女性ですが、これからもっと政治の世界に多くの女性パワーが参入されることを期待しています。

                               11月2日  江藤 拓


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愛宕山山頂にて延岡市内展望 別府町JR踏切地点にて 天下町ジャンクションにて
天下町ジャンクションにて 岡富町にて 富美山町にて内水対策





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