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農林水産委員会沖縄県視察
2008年7月1日〜7月4日




 農林水産委員会の離島の農業・漁業の視察のために、日本で最南端の島である南大東島とその隣の北大東島、最北端の与那国島に行ってきました。
点滴灌水 南大東島港
南大東島
仲田村長
那覇から
南大東島へ
南大東島
意見交換会
南大東島風景

農林水産委員長の宮越光寛代議士は政界きっての離島振興政策のエキスパートで有名な方です。 自民党からは宮越委員長以下、筆頭理事の岩永峯一理事、佐藤錬理事、七条明理事、民主党からは筆頭理事の筒井信隆理事が参加しました。
正直言って、何ともキツイ日程の視察でした。とにかく3日間の間に、沖縄本島・南大東島・北大東島・石垣島・与那国島を廻って南国の強烈な日差しの下現地を視察し、地元の皆さんと意見交換会を重ねる訳ですから当然です。宮越委員長は真面目で有名な方ですか、ここまでとは思いませんでした。一日の視察が終わっても地元の村長さんや議員の皆さん、農協や漁協の皆さんとの意見交換、交流は夕食の時間も続くのでした。
淡水化プラント視察
大型クレーンで吊り上げて漁に出る
漁船を体験
(長幕地区)
北大東島宮城村長
野生の
シークワーサー
それにしても離島に住む皆さんのその人柄は素晴らしいものでした。 「わざわざこんな遠くまで来てくれて本当にありがとうねぇ」という気持ちが体全体から溢れているかのようでした。 そして決して豊かではないけれど、故郷を心から愛し、厳しい自然の中で「生きる」その姿に感銘を受けました。
南大東島でお見送りを受ける
バイクを借りて早朝に島を一周
与那国島役場で意見交換会
生産者の方と意見交換会
宮崎も自然豊かな所ですが、南の島の海の青さと星の輝きには圧倒されました。南北大東島には山も川も無く、飲み水は淡水化プラントで何とかまかない、農業用水は全て雨水を大事に貯めて使っています。年間降水量1300ミリしかないこれらの島では、滑走路や道路に降った水を点滴灌水(点滴のようにポタポタと水を供給するシステムで、イスラエルで開発された)で主にサトウキビと芋を作っています。人が生きるうえでの水の大切さ、有難さを痛切に感じます。点滴灌水は大きな収量のアップを実現していますが、まだ普及率は南大東島が45.8%程、北大東島が54.4%程でしかありません。漁業は港が無いため、いちいち漁船を大型クレーンで吊り上げて漁に出なくてはなりません。問題を解決すべく、南北大東島では漁港整備が合わせて335億円をかけて進められています。
今回の視察は私にとってとても意義深いものになりました。 島の人口は南大東島1488人、北大東島588人、与那国島1796人(以前は1万2千人住んでいた)に過ぎないかもしれませんが、これらの島には間違いなく私たちと同じ日本人が住んでいて、文化や伝統を守り子供を育て、そして国境を守ってくれているのです。アメリカ発の市場原理主義が日本にもはびこり、投資効率ばかりが議論される傾向が強い今の政治ですが、これらの島々にもし政治が背を向けたなら島の未来は
北大東島意見交換会
ハイビスカスと南国の昆虫
希望のないものになってしまうでしょう。親父がいつも言っていた「政治は弱いもののために有る」という言葉が胸をよぎります。島々に住まう人々が「弱い」とは思いません。しかし「灌漑施設を充実してもらえたらもっと頑張れる」「港さえあれば新しい漁業ができる」と訴える姿は、求めるばかりではない自助努力を誓うものでした。私もその姿に、「この人たちの力になりたい!」と真剣に思い、これから離島振興にも力を入れるつもりです。宮越委員長が自分の選挙区とは全く関係ない全国の離島の振興に尽力される気持ちの一端が分かった気がします。
今回の視察は、私のこれからの「政治家としての生き方」を示してくれた有意義なものになりました。


            7月22日  江藤 拓






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